藍子のお気に入りの歌一覧
石川順一
ポケットに種を忘れてそのままに鍵も忘れて不安感増す
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石川順一
生協の車両はシャチホコかぶりたる男の子女の子のイラストがあり
11
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石川順一
其処此処が痒くて仕方なき時にやはりかくのは指先だろう
8
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千葉 甫
電線の一つところにあるものの鋭く光る陽ざしの角度
6
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千葉 甫
鴉らの声交しつつ乱れ飛ぶビルの間の暮れ際の空
9
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横井 信
吹く風に深まる秋をまとい舞う 道端に咲く秋のタンポポ
13
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横井 信
沈みゆく夕陽に長く伸びる影 うつむいている僕を見ている
14
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横井 信
水香る刈田で遊ぶ鳥の群れ陽射しの中へ輪を描き飛ぶ
15
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横井 信
終わらない会議の続く窓の外 雲の端染めて夕陽は沈む
15
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横井 信
巡り行く十一月の風に舞う落ち葉を照らす優しいひかり
12
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へし切
古寺の苔にむもるる築山にもみぢ葉散りて秋は暮れゆく
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へし切
風吹けば カサコソカサコソ聞こえ来る 枯れ葉 舞ふ路 冬の足音
18
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へし切
茜さし照れる夕日に秋の雲もみぢに染まる暮れつ街角
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KEN
奧山の 立木に絡む 蔦漆 風啼く音の 屆く程にも
13
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KEN
山縵 初の雪にも なお青く 心の奧の 亡き人の如
16
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KEN
あづまやま しぐれの後の きぬごろも 眩しき白は まなこに痛く
14
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灰色猫
太陽が共犯でした焦がれゆく渚でふたり恋に狂って
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灰色猫
辻斬りをしているみたい桜枝を秘かに手折る月のない夜
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灰色猫
地を這って進化を遂げた肉体が海のリズムで呼吸している
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萱斎院
枯れ果てしいちしもよそに過ぎぬらむ 音うらさびし萩のうは風
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