沙久のお気に入りの歌一覧
葱りんと
ネコ臭い そう言いながら 顔寄せる 匂いフェティシズム 修行受けてる
9
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詠み人知らず
動かないサソリを前に後ずさり毒蜘蛛は素手で払えるけれど
5
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詠み人知らず
カメラさん照明さんの入るのを入口で待つ未知の洞窟
10
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澄舟
丸善の罫太き箋に文字まろく綴らん君を亡くしし人へ
7
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澄舟
漆黒の椀に潜める真鯉二尾うろこは正しく線刻されぬ
10
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澄舟
繰り言は無かったことに清清と水色淡き新茶のみ干す
6
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澄舟
朱のバラにつかのま見惚れる午前2時きついパンプスはやく脱ぎたい
8
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葱りんと
玄関に 座す猫に問う 行きたいの? 首横に振れ 幸せだろうが?
15
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滝川昌之
赴任した新米教師の眼のように汚れ一つも映さない冬空
24
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滝川昌之
差し出したカイロ代わりのコーヒーを君の小さな両手が包む
30
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滝川昌之
休日の町内清掃 手を止めて集めているのは近所の噂
28
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葱りんと
ママ他に あなたのお尻や ほっぺたも 柔らかいこと 実は知ってる
16
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葱りんと
「ママ知ってる?クロのにくきゅうプニプニで柔らかいのよ」 うん、知ってる
10
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滝川昌之
朝届く林檎を一つ仏壇に箱から父の生家の匂い
30
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滝川昌之
さりげなく流行りのチェックを見せ隠し寒風ひらりとコートの裏地
21
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葱りんと
窓辺にて雪を眺めて「ゆひら」など 呟くダメだな おばちゃん似合わぬ
10
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滝川昌之
湯冷めして切るに切られぬ電話には子の無き叔母の墓の行く末
20
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滝川昌之
何方かの何時かの想い閉じ込めた古書の中から銀杏の栞
25
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林林
クリスマス悲しみと共にある人に灯りがともる日となるように
26
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只野ハル
食べ過ぎも飲み過ぎも良くないと知りつつその時は止められぬもの
9
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