詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
千映
町内に鳴るサイレンの止まる家耳そばだてて「どのあたりかな」
13
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石川順一
鮎二匹南瓜と豆腐に肉味噌の夕餉に前日のカップケーキが
14
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沙久
世界へと放つ貴女のその想いこの胸にフワリ届いています
15
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あゆか
自転するたびに地球は削られる武器の消費のための戦争
15
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中野美雄
ウイスキーを手に月よみと話しをり我は老いたりあの夜の吾妹は
12
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灰色猫
両の手で息を潜めて生命の芽生える音に耳を済ませる
22
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中野美雄
柘植の根かたの螢袋ら月かげに頬しらじらとかがよひ渡る
9
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詠み人知らず
好きだけど 人と話すと疲れます 空いてる時間は 一人でいたい
14
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まあさ
束の間の 梅雨の中休みを謳歌 する鳥たちの さえずりを聴く
17
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inosann
「ピーピー」の音に急かされ戸を開けてレンジの中の甘酒飲むなり
21
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みやこうまし
衰えし感覚機関と知りながら敢えて詠むなる独白の歌
17
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夢士
陽の差して囀ずりまじか日曜日友と集ふは午後の約束
22
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滝川昌之
すくすくと育つ仲間に遮られ 華奢で色白 後れたヒマワリ
26
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恣翁
郎女の 風吹き頻くを 空きの手に づら抜けば 眼の玉ぞ出でぬる
13
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関山里桜
クレーンのすっくと聳え望月の浮かべる空よビルありし空
8
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千葉 甫
一羽行く鴉のビルのてっぺんで一休みしてまた先へ行く
9
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関山里桜
体表の汗のぬめりをぬるま湯にぬるりと溶かす夏の行水
8
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ながさき
漆黒の 地平線から 夜が明ける 虹色の空 希望の天地
30
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藍子
就職で旅立ちをした我が娘母の寂しさ知ってか知らずか
21
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恣翁
鮮やかな襷掛けたる娘らは うちささめきて 田の神待てり
21
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