赤俊雄のお気に入りの歌一覧
リクシアナ
言の葉を積んで崩して夜が更けて枕に掛けるスマホのエンヤ
21
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葱りんと
ザワザワと 揺れるこの胸 虫が這う 取り除きたい 触るも出来ない
6
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千映
母のベッドカバーはボアから春向きにお泊り戻るその日を待ってる
9
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沙久
救えずに泣いて苦しむその横を素通りするは「震災泥棒」
15
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詠み人知らず
ぬるま湯で運命を待つ茹で蛙 もう数分で ヒーローになれ
9
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詠み人知らず
朝方のごみ収集所 重なった 袋に家の 事情が透ける
18
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たけくらべ
滿月の夜ともなれば潮滿ちて持て餘したる戀心かな
17
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へし切
ふたたびに老い木に花の咲く夢を見るは未練のこの憂き世かな
28
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南美帆
総務課の窓から見えるハナミズキ眩しく白く新入社員
8
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南美帆
投げつける言葉おたがい棘だらけふんわり投げれば優しく返る
8
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床子
膨らんだ金魚の腹がきらめいて私の愛の重さを照らす
8
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高松 蓮
萌え出る 若芽のまだき 小さきは 緑の精の 卵のごとし
6
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灰色猫
紅と白 寄り添うように 咲き誇る 恋する如き ハナミズキ
33
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詠み人知らず
菜の花の一面の土手染めているエンドマークのような落日
7
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リクシアナ
春風に翼を任せ鷹の飛ぶ気流が描く季節の螺旋
18
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山吹
春泥のようにぬかるむ午後6時はしゃぎつかれてゆられてしずむ
5
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沙久
幸せな時ほど何か見えてないような気がしてふと立ち止まる
14
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リクシアナ
寸胴に入れて七分アルデンテ ハバネロ大蒜オリーブオイル
9
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コーヤ
光り浴び活気みなぎる茶畑は八十八夜の茶摘みを迎え
19
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沙久
緊張のチューニングこそ難しい 強くなると揺れ 弱くなるとだれ
8
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