速魚のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
下方から炙り出された雲たちの 不吉な色も わたしの一部
12
もっと見る
小林道憲
わが胸をゆするどよめき 夏の日の海辺の波に寄せる恋しさ
20
もっと見る
中森 つん
振り上げた拳をそっとひらいたら指の隙間に広がった青
14
もっと見る
村上 喬
重すぎる期待を背負って振り上げた拳の先の一粒の星
17
もっと見る
紹益
そのうちに 気軽にメール 来るだろう 召集令状 戦死公報
18
もっと見る
コーヤ
赤とんぼ真っ赤に染まる夕暮れに想いをよせて身を燃やし飛ぶ
15
もっと見る
夢士
仏壇の揺れる炎に話しかけ小さな手を振り子は離れ行く
25
もっと見る
夢士
雨あがり雲の切れ間の揚雲雀稲の緑に力湧き出ず
17
もっと見る
詠み人知らず
紫陽花が好きだった母寂しかろ花もつけずに雨に濡れてる
22
もっと見る
もり
短歌とは大喜利なのと肩落とし清少納言に電話したい夜
11
もっと見る
矢車菊
青春は不器用だったひとつずつ雨のゆふぐれ月見草咲く
8
もっと見る
潮月繁樹
トマトゆえ誰にも言えぬ捨てがたき欲望持ちて夏燃えるなり
18
もっと見る
へし切
立ち返り恋しう思ひ出でらるる移ろう色の古きアルバム
19
もっと見る
へし切
それぞれに守るべきひとのできたなら それが仕合せ それぞれの道
26
もっと見る
まぽりん
咲く花はいづれかよきと好き者のつどふ雨夜の品定めかな
24
もっと見る
まぽりん
天の河逢ふ瀬に浮かぶ泡沫は流れて星のしづくとなりぬ
36
もっと見る
詠み人知らず
貧困を知らぬ人種のひ弱さは 傲りとなって 破滅よび込む
13
もっと見る
詠み人知らず
子を思う親の気持ちは知っている 悲しいほどに 悲しいことを
22
もっと見る
ながさき
道端に 咲く紫陽花は 嬉しそう 林を抜ける 風と遊びて
27
もっと見る
ながさき
ひさかたの 光を浴びた 竹林は 夕暮れ時の 風とたわむる
26
もっと見る
[1]
<<
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
>>
[148]