由縁のお気に入りの歌一覧
車男
食べ物の映る番組避けるのはついに諦め苦悶楽しむ
8
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只野ハル
会いたくて会えない君光速の壁を超える術この手にあれば
9
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たそがれ
似た車 通っただけで 振り向いた 今では同じ色ならどれでも
5
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鳰
悲しさにかまけて失う想いなら涙に酔ってすべて手放せ
4
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大埜真巫子.
なぜだろう 自分のいのちを想うとき 真冬の海を 温かに想う
17
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ゐわむら
実解を求むが如き恋がみち 愛は事情で虚ろになりぬ
3
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夢士
歳かさね青春の日々甦り炎天の道己を試す
13
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笑能子
そのえにし指輪腕輪になりはせず只重なって明日を飾る
3
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美津村
水枯れの畑土を打つにわか雨雨の匂ひに心ほぐるる
17
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澄舟
夏至の宵ラピスラズリの濃さのまま もう深みにははまりたくない
6
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栞
夕立の雲を見上げる雨宿り 心の焦り流しゆく雨
10
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紫草
もう永久に脱け出せぬかな輪転の尺取り虫は鍋ぶたに居り
19
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紹益
片恋に 慣れ親しんだ 我なれど 一度くらいは 諸恋したい
15
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うすべにあおい
あり明けの 月の満ち欠け 潮と見て貴方恋しと いにしえの人
3
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速魚
梅雨空を突き刺すように濁流の岸に 幼き緋のカンナ立つ
17
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inosann
靄かかる駿河の海はあやふやで定かならざる天との境
25
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詠み人知らず
ひさかたの天の川原に夫を待つと出で立つ裾を波よ濡らすな
10
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まがね
彦星が鵲に託す後朝の歌を抱きしめ生きる織姫
7
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芦澤ノリコ
繰り返す逢瀬の数だけ年をとり叶わぬ願いもあることを知る
8
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薫智
まじわらぬ平行線のはずだった好きと願っただけだったのに
8
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