おおしまゆきこのお気に入りの歌一覧
あまおう
斎場は母を偲ぶや不如帰草葉の陰の父は梟
30
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みなま
ほんとうは ただ泥のように眠りたいこんなあたしを強いと言うな
18
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紫草
陽が射せば必ずうまれる陰のあり招かれるごときみは入りゆく
18
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紫草
寝屋で聞く朝の鴉の鳴き声のあぁ、唖々、唖々と何を儚む
15
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恵
打ち水にしぶき返すや石畳あぁ夏がすぐそこまで来てる
24
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聴雨
東雲の明けゆく野辺に一人きて露おく白き花を手折らむ
15
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inosann
無理できない妻と無理したくない吾の永久にと願う二人三脚
14
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もなca
降りやまぬ雨に紫蘭のひと群れの祈るがごとくうつむいたまま
23
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只野ハル
一羽だけの航空ショーをする如く燕は低空旋回をする
9
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粕春大君
仰向きてただ無言なる落ち蝉の招く空より村雨の降る
67
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紫草
語らずもわかり合えたりするらしい「相棒」それを私は持たじ
17
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紫草
くたびれた蛇口は悲しみ深きごと夜通し泣いて涙ぽたあり
24
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もなca
はらはらとみかんの花の散る傍で小さな花芽を抱くあじさい
21
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紫草
夏色の風が流れていく午後のなんだか切ない桃色の爪
20
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蓮見☆
見せたくて撮った桜はメモリーの棺の奥で色褪せぬまま
8
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みやこうまし
我の手で介護を受ける喜びを我には言わず他人に言う妻
16
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山本左足
靴紐のようにあなたと結ばれてほどけてしまう夢ばかり見る
15
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恵
恋の歌 詠めなくなりてあぁ私あなたを失ったのだと気付く
26
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桜園
万物の芽吹きの春に姑も杖つかわずに再び歩かむ
21
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詠み人知らず
仕事とは総じて何かを売るのだと 気づいた人に幸おとずれる
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