小林道憲のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ぷルルるル、ぶルルと三度鳴らしたら 恨みの電話 まぜるな危険
7
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すばる
新築のタワマンに住む犬達はモダンな顔でカフェに集まる
19
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大埜真巫子.
太陽が 吹き付けるように 肌を焼く とけていくのは 思考の渦だ
16
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詠伝
十六夜を浴びて尖りゆく爪をやはらかなる彼の峰に突き立て
11
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南美帆
仏間にて幼子の誦む正信偈声の響きに遺伝感じる
7
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松本直哉
パラソルを芝生にさして籐椅子によりたまひけりをとめ座のきみ
5
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都詩
タンタラスの丘から望む真珠湾 平和の朝に青く広がる
14
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ゆうくん
眼のなかの スライド写真 茜雲 あの飛行機が 消えた空へと
3
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詠み人知らず
大水が小さな村を流し去り 残ったものは汚物と汚物
7
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みやこうまし
日の目見し本が人呼ぶ古書の市 蝉も忙し下賀茂の森
26
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片井俊二
朝陽受け数多まなざし対峙する我ひとり立つ下りホームに
9
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みなま
早朝の杉の林に朝日さしてハンミョウ半歩先を導く
11
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詠み人知らず
娘らは今がいちばんイケてるとミルクコーヒー色の肌晒す
18
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ppm
霊魂は存在せぬと言いし奴初盆とかで休み求めり
8
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あき
猫ちゃんのかわゆい蚊やりを買ったからけむったいのは我慢するのだ!
10
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笑能子
御下がりの膳をそろそろ片付けるあの日の味を思い出しつつ
3
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浅草大将
花ならぬ身は雪と散るもののふのやそうち川にはつる夕ぐれ
5
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浅草大将
ひたふるに袖しぼりつつまつ陰に君はこずみの夜のなみだ雨
6
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浅草大将
今なにをゆふなみ小なみせとの名に昔のあきの月はおもへど
4
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灰色猫
生き恥を 晒すことなく 自害した 英霊たちの 矜持に黙す
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