七色コインのお気に入りの歌一覧
風蘭
センダンの木かげほのかにむらさきのすがしいかおりうたう緑風
22
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紫草
身もだえて心の膜が剥がれ落ちぎこちなき歌一首うまれり
19
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しづく
生きてれば「さよなら」くらい何度でも耳にするけど目にもするけど
8
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宏理
下り坂二人を乗せた自転車と動摩擦力が駆け抜けた夏
1
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リンダ
憤る力があるなら大丈夫、老いゆく人よ丸さはいらぬ
7
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リンダ
真っ直ぐに伸びゆくカラーの白き花くびをかしげた薔薇の横にて
8
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市川ありさ
出来るだけ君に優しくしてあげる辛い別れになるだろうから
3
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市川ありさ
濡れた髪コンビニのパン天然水 毎回最後だと思ってる
3
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恵
猫のよに纏わりつきて休日の君の姿は僕しか知らず
15
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どるちぇ
星のない夜に迷ってふたりきりスワンボートよ攫っていって
6
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どるちぇ
受け取ってくださいますか?拙くとも三十一文字の恋文ですので
6
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只野ハル
あの語り口で軽やかに鋭くひびの入った骨董品と
4
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リンダ
忙しい日々に救われ憎しみが浄化されし日待つ虚しさよ
6
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リンダ
どうしても憎しみ消えぬ夜がきて呪文のように唱える言葉
11
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古燈
抱き締めた刹那にするり抜けた君居ると信じて力を込めた
5
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只野ハル
西陽に向かうカーラジオが禁じられた遊び流す帰り道で
2
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只野ハル
ハイミルクからきれいに割れるガーナに変えて唇が馴染んでく
1
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只野ハル
あの状況で何もできない碇シンジ君の手に残る感触
1
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とき
ゆびさきを口に含んで舌で沿う君に似合わぬ深爪のかたち
1
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とき
陽を受けてさらさらすべる猫の毛を裸の胸でうけとめて春
3
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