沙枝のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
陽だまりのスケッチブック鉛筆の線はだんだん光に還る
10
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こはぎ
遠くから見守るように微笑んだ君の余裕はたまに淋しい
25
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こはぎ
これは恋ではないと見ないふりしても心は君で侵されていく
3
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こはぎ
冷めてゆく心映して爪先は君を忘れるための水色
5
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透子
わたしには届かぬ場所ではしやぐ君袖引きたいのをぐつと堪へる
3
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まるたまる
あんな男あんな男に人生を変えられたなんて思いたくない
10
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透子
ほんとうは近づくことも怖くってだけどその手に触れてみたくて
6
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みろり
旅立ちは今日にしようか 小窓から覗いた空がいつもより青
16
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透子
この距離を縮めるすべも知らないの指も心も触れられぬまま
5
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透子
暗がりに膝を抱える子の如きわたしの心に寄り添う君よ
5
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三沢左右
曇りの日、クローゼットの服総て焼き捨てたなら明日の日は晴れ
10
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螢子
自転車を木陰にとめて少年が遠い目をする通学途中
26
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沙羅
半袖の手をふるキミが眩しくて直視できない初夏吉日
13
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ほたる
「結婚」に「ぜつぼう」という振り仮名を付けてしまえば自由がうまれる
6
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日向ひな
本当に厄介なのはあの人がいないと少し楽になること
11
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リンダ
片親で娘とふたり生き抜いて溢れたことば本棚の隅
11
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リンダ
好きだった元彼の顔に増えたシミ老いを重ねて恨みなくなる
4
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高島津 諦
さよならを上手に言うことできなくて右のてのひらぐーぱーしてた
9
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光源氏
色ふかき岩瀬の森のつぼすみれ此の枝の月に君を求めそ
6
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光源氏
來た道に何もなけれどいづれまためぐりめぐりて己に出逢ふ
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