詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
タコ焼きにアサリの味噌汁豆腐かな蚊取り線香既に出したり
14
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滝川昌之
一つずつ拾い集める落ち花は書棚へ戻す春の背表紙
20
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幸子
遅咲きをものともせずに山茶花の今を盛りと春を壽ぐ
34
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幸子
友めがけ走り寄りたる夕暮れのつひ昨日にも昔にも思へ
6
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へし切
しろたへの衣かへたり夏の来て垣根もしろく卯の花の咲く
22
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滝川昌之
美化された昔の恋は水割りの氷くらいの輝きがいい
23
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詠み人知らず
素のままの君じゃないねと言われても最善選び屑でも生きる
12
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恣翁
微睡を誘ふ 虻の羽音して 軟らかき風 藤吹き渡る
18
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へし切
いたづらに齢ばかりをかさねては何がめでたい誕生日かな
17
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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横井 信
天空を駆ける光のスピードで闇に溶けゆくひらめき一つ
13
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恣翁
遅桜 香の烟に咽びつつ 暮れかかる陽に 散るを躊躇ふ
24
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灰色猫
キッチンの菜の花だって帰りたい故郷の春があったのだろう
19
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滝川昌之
夕焼けを見るなら三丁目に行こう曲がれば昭和の横丁がある
19
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詠み人知らず
不快感考えもせずぞんざいに思うがままにぐだぐだ詠んで
9
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へし切
戦とて誰が望みて死に行くか平和の在るは散華の上に
271
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横井 信
みなみ風 雨を囁く鳥たちに緑ざわめく卯月の空へ
9
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