詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
ぎりぎりで思ひだすのはこりごりと余裕を持つてやらうと思ふ
18
もっと見る
滝川昌之
鶯は上手くなったと惜別の独唱に乗り薫風が逝く
25
もっと見る
恣翁
陽も疎き生け籬に潜む梔子の 澄み渡る香の あはれに優し
23
もっと見る
へし切
ここかしこ垣根のいばら花咲けり仄かに香る初夏のころ
22
もっと見る
滝川昌之
駅前を高校球児がゴミ拾い きれいな心で追う夏の夢
19
もっと見る
石川順一
仮眠から自己嫌悪などすぐ起こる寝ずに頑張る幻なのか
15
もっと見る
滝川昌之
雨どいの落ち葉除いて梅雨支度 雨も淀まず流れたかろう
17
もっと見る
藍子
いつの間に母でなくなったのだろう誰も気付かず母の日過ぎる
21
もっと見る
へし切
気が付けば阿る人に囲まれて永田のまつりに踊りおどられ
17
もっと見る
横井 信
ゆっくりと時が流れた午後三時 ひと山こえた仕事は止まる
12
もっと見る
滝川昌之
子育てに礼はいらぬとあの女性はいつも強がる母親でした
22
もっと見る
へし切
泣きそうな五月の空の悲しみに遠き雲居を思ひやるかな
22
もっと見る
灰色猫
オリーブと塩をふりかけ菜の花にかがやく海の魔法をかける
34
もっと見る
へし切
脳みそに都合の悪きは忘られて良きはおのずと覚えうかぶる
17
もっと見る
石川順一
真直ぐの筈が右折地帯行き跨線橋まで遠回りする
9
もっと見る
滝川昌之
僕は妻 君は飼い主 待ちわびる 忠犬どうしで スーパーの前
21
もっと見る
秋日好
剪定もされない薔薇から垂れ下がるクレマチスの蔓花重たげに
18
もっと見る
藍子
お母さん呼んではみても返事無くただ一陣の風が吹くだけ
52
もっと見る
藍子
春の夜桜を襲う雹の玉蕾は負けず枝から落ちず
12
もっと見る
横井 信
山あいにウグイスの声 涼やかに空へ溶けてゆく道を巡りて
11
もっと見る
[1]
<<
149
|
150
|
151
|
152
|
153
|
154
|
155
|
156
|
157
|
158
|
159
>>
[159]