詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
祈り花
前髮を風にとられて驅けてくる孫を抱き上げ春陽を浴びる
14
もっと見る
祈り花
抱き上げし孫の重さに驚きぬ 善きことのみを見つめて居たし
12
もっと見る
祈り花
「ばあちやんのお雜煮うす味だね」と孫に云はれて亡母思ひ出す
16
もっと見る
ななかまど
那須のみね声の下から雪ぐもはそり遊ぶ児に白き手を振る
18
もっと見る
千野鶴子
春の花買いませんかとメール来る零下十度の私の部屋に
13
もっと見る
大麦
愛犬にクッション譲り手枕の炬燵で微睡む午後のひととき
18
もっと見る
滝川昌之
「ガンバレ!」と言う度きしむ親心 黙して寄り添うことができずに
24
もっと見る
新座の迷い人
妻甥に 話しかけられ 頷きて 傍への我は 嬉し泣きかな
16
もっと見る
へし切
僕は今 終わりなき夜をただ独り 星の明かりを道連れにして
22
もっと見る
横井 信
痛む足 抱えて眠る 夜が明け 流れる雲は 外へと誘う
14
もっと見る
横井 信
堤防の梅の若木は 花をつけ よろめく足で 春の気配へ
11
もっと見る
灰色猫
清流の女神を求め上流へロッドケースに夏を詰め込み
14
もっと見る
灰色猫
しんしんと雪に埋もれて耐え忍ぶ苺となって春を待ちます
16
もっと見る
灰色猫
閉じた目のまつげに積もる雪たちの重さくらいの淡い恋愛
25
もっと見る
只野ハル
半日の姥捨て山に送り出し家事の合間の自分の時間
13
もっと見る
コタロー
青空を全部使つて干されたる作業着逹は今日もゴキゲン
10
もっと見る
コタロー
白鷺の一羽で過ごす川の中悟つたやうな心純白
7
もっと見る
詠み人知らず
きよめたまへ まもらせたまへ さきはひに踏みだすうたは茅の輪をくぐる
15
もっと見る
秋日好
裏路地でおじいちゃんとすれ違う同時に傘を閉じる冬雨
22
もっと見る
新座の迷い人
妻危篤 写真眺めて 思いだし 回復だけを 祈るのみかな
9
もっと見る
[1]
<<
152
|
153
|
154
|
155
|
156
|
157
|
158
|
159
|
160
|
161
|
162
>>
[171]