詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
四つ葉だけ芽吹く野原があるという天使のような少女が戯む
20
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灰色猫
雪のなか埋まった林檎が夢を見る(はるはもうすぐわたしのイブよ)
22
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灰色猫
箱ティッシュぬぐってくれたねぐちゅぐちゅと破れたぼくの恋の鼻水
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へし切
みよしのの吉野の山のさくら花はなやぐ春をふふみて待てり
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夢士
雛の宵北風吹きて冴返る雛なき部屋の窓の三日月
22
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絮谷新
たそかれに病室染めしくれなゐは白南風搖らす姫百合ならむ
15
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萱斎院
難波江の葦のよの間もつゆ知らで 迷ひ来ぬるや浮くみやこどり
10
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石川順一
右足の人差し指の裏にある違和感の為走り辛かり
10
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石川順一
二時に巻く柱時計の黒さかな百の資格も叶わずと思(も)ふ
11
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コーヤ
温もりで啓蟄ころと感じてか虫たち這いだし花とたわむっれ
15
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コーヤ
春の陽に蕾むくりと木蓮の花空にいっぱい胸を広げて
20
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村上 喬
「ワーキングプア」と言う人あふれても明日を信じる命としても
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まあさ
桃の花 厨の窓より 眺めつつ 白酒ちびちび 三月三日
21
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みやこうまし
紅白の花びらふぶく梅園に乙女のマフラーしなやかに揺れ
21
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みやこうまし
枯淡とか諦観とかの老境に我は棹さす流されぬよう
20
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千映
つるし雛紅い兵児帯鯉になる絞りが鱗アイデア光る
15
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絮谷新
渡りしはニキシー管の燈しごろ逢魔の刻を告ぐる鐘の音
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石川順一
アカウント設定変更もどかしいアドレス帳には無いものだから
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滝川昌之
歩道わき主を捜す片方の手袋ゆれて季節は進む
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野々花
春を待つ草原の上吹き抜ける寝ぼけ眼の風が眩しい
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