詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
関山里桜
鉛色のおもたき空に薄く濃き枯れ野の色の煙りあふかな
10
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関山里桜
つれなしと嘆き疑ひ託ちつついかでか人のかくも恋しき
7
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詠み人知らず
民間の船もゆるりと波のうへ 灰色の牙むく艦艇
5
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滝川昌之
色褪せた母のノートの七草の挿絵が疲れた胃腸を叱る
22
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石川順一
ジャガイモはバケツの中に玉葱はザルに入れられ初夏の日々かな
10
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リクシアナ
幼けなき冬の夕焼けほろ苦く口に崩れる金柑の色
24
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あかつき
水の泡麦酒の海で気が抜けて泣いて溺れて弾けて消えて
10
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北窓
昨日の墓に供えた早咲きの桜気にして冬の雨ふる
15
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北大路京介
傘のない者に傘を配り歩く妻の心に降り止まぬ雨
10
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北大路京介
もう僕も死んでることにして欲しいアビーロードを裸足で歩く
7
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祈り花
群青の空は茜に色染めて明日またネと夕日は誓ふ
12
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Chico
らしさとは ひびに生まるる 凹凸 を撫づる人よりあがるこえかも
14
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詠み人知らず
贖罪に 心を震わせ涙する 自分を許し前進む為
10
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角谷守
竹藪は風をしゃらしゃら歌にして僕は冴えない月を見ていた
11
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詠み人知らず
大小の「さよなら」を云う 誰しもが それでも寂しい 悲しいは等しい
13
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詠み人知らず
感情の溶けた涙はなんとなく 甘い気がする 苦い気がする
11
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詠み人知らず
「また明日」 約束していたあの頃の 小さな影は 遠い日暮れに
12
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コタロー
雨に濡れ水仙逹は下を向く泪の雫花瓣傳ふ
10
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祈り花
盛花過ぎ散るに散れずの山茶花の移ろふ色も風任せかな
17
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コタロー
雨の中たわわに實る橙の一箇が落ちて誰も拾はず
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