inosannのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
枝豆を吟味していたその女 どう考えてもあたしだったわ
1
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只野ハル
小さいもの弱いもの片隅に生きるもの僕もそうかと思う
3
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只野ハル
裏山にツクツクボウシ鳴き裏庭にコオロギを聞く宵の風
3
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只野ハル
炊飯器で父の飯を焚き鍋で母の粥を炊く秋めく朝
3
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たんぽぽすずめ。
一つしか海老が無いねと愚痴さへも一人飲み込む中華丼かな
6
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たんぽぽすずめ。
水中に命一つの恩抱いて火を着け待てりゆで卵かな
7
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恣翁
石垣を伝ひて遊ぶ磯蟹に 「生きたし」と 君独り言ちけり
58
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日向猫
家路急ぐ人の歩調の速まりて暮れ渡る前の藍染めの空
20
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ビビ
泣き顔が映る水面に指入れる 波紋がずっと拡がるだけだ
12
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みなま
新月に月を探せる吾はおろかあしもと照らす明かりとてなく
10
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みなま
涼やかな目元父似る末娘伸びやかなれと健やかなれと
10
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夏恋
わたしには解らないんだ裡に居るらしいインナーチャイルド君が
8
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こぐまじゅんこ
お日さまのもとで洗濯物を干す こんなことでもしあわせになれる
2
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みやこうまし
夏越して木々も疲れば暗緑に淀みて冴えぬ御所の林間
10
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恣翁
蝋燭の火影は 二人の絡み合ふ痴戯に 妖しく揺らめけるかも
19
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もなca
愛しさと同じ重さの寂しさを知ってうつむく夏の果てです
24
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みなま
飛び立った鳥は楽しげ憂いなく翼の無事に吾も歩きだす
10
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詠み人知らず
夕焼けの赤が不吉に滲むころ 悪魔がざらり囁くことば
9
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詠み人知らず
うつし世も虹色七色美しく恋の彩橋架けめる空へ
1
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おおしまゆきこ
何事も無きまま今日が暮れてゆく 冷めた番茶に潜む淋しき
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