石川順一のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
ほたる草朝に咲きて陽に萎る日陰の花の清しき群青
14
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夢士
海風に揺れる昼咲き月見草ほんのり赤く色づきをりて
13
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灰色猫
誰しもがオーダーメイドの顔を持ちオーダーメイドの言葉を放つ
19
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灰色猫
孤独さを自覚するためスクランブル交差点にて詩を朗読す
23
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灰色猫
無数なる手から手へと渡りゆき我が手に来たる銀貨のひかり
20
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灰色猫
もういいよその一言が背中押す老老介護の無理心中の果て
20
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灰色猫
密じゃなく誘われたのは匂いですあなたの放つ甘い芳香
19
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へし切
明け立てばくれなゐふかき花の色 夏来にけりと今朝初に咲く
31
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秋日好
「友人になれなかった」と「友達を失った」との大きな齟齬が
16
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秋日好
心太を取ろうも困る箸使い お手間取らせる しらたきもかな
12
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秋日好
ありあわせ冷たくなったわかめ汁 明るい家庭 うち、ほど遠い
14
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秋日好
頂いた土佐黒潮の鰹節お蔭で間引き菜鉢盛り食べる
16
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鳴海
いつかまた歌うのならば、そのときはあなたの結婚式の余興で
3
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芳立
わが宿も夢見のころは過ぎにけり白きひかりぞ窓にあふるる
7
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詠み人知らず
人生の旅路のなかで親切にされたらきちんと胸に仕舞おう
11
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詠み人知らず
谷であり聳える山でもあるけれど時々僕ら草原でもある
5
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君丸
夜が鳴く 生きているぞと 鳴いている ただくりかえし またくりかえし
15
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び わ
雑草をつめども新芽顔をだす吾は天敵刈取り「ごめん」
8
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新座の迷い人
雲の上 名前は知れど 読まずにて 日露戦争 老いてから知る
6
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藤久崇
煙立つ 大路が端の 憂きを耐え しかと黄金の かたばみぞ咲く
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