詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
惜しみなく散らば散らなむさくら花 終ふる命の刹那ぞ愛し
18
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灰色猫
僕じゃない誰かのために咲いている君の桜を密かに手折る
29
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滝川昌之
入学と入社のスーツを買い与え俺のスーツはあと五・六年
19
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幸子
桜並木吹く風我に向ひ来て裳裾の花びら引きて歩きぬ
8
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夏恋
お花見後ホームとホームで老親と彼岸の人のよに手と手振り合う
9
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煩悩
銀色のコンパスが回ってできた円の存在に勝てないフリーハンド
6
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吉野 鮎
ブルームーン 花隧道のまにまにやもれくる光花にほどけて
12
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詠み人知らず
小春日に 母 藤椅子に微睡めり まだ寒いよと 毛布掛けけり
11
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詠み人知らず
財布よりメイク道具が悔しいと ひったくられた友の価値観
9
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秋日好
言靈てふ言葉畏れよ蘆原の瑞穗の國の多忙なひよこ
16
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詠み人知らず
驚きし山葵の味のかりんとう 泣かされたるも後引く不思議
6
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詠み人知らず
眠剤と思ひて毎晩飲みけるを 単なる整腸剤とて知れば
8
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横井 信
新年度 迎える前に 髪を切る 人と並ぶは 花香る道
10
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横井 信
満月の ぼんやりにじむ 線路わき 子供の声と 並んで歩く
9
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千映
花冷えに体驚き庭に出て騙した光に嘘つきと云う
8
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へし切
ふたたびに弥生も末に満つ月の霞む夜空に花の雪散る
19
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石川順一
左腕かすかな傷が気に掛かる安全ピンが罠であるのか
9
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吉野 鮎
さくらさくら 咲くやこのとき散りぬるを理としてふぶきの舞を
7
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吉野 鮎
時として汝のすなをなるやさしさにただよひ流る吾の密か哀
12
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吉野 鮎
絡まりし絲ほどければなにほどを篝火に燃ゆ散りゆくはなの
9
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