ゆびきゅのお気に入りの歌一覧
リンダ
言わないで聞かないままでおくべきと沈黙のあと毎回思う
8
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れい
ビニールの傘は私の小宇宙雨のしずくが星空つくる
9
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芳立
小手毬の白き咲ひはただひと日離れてぞみどり深く褪せぬる
16
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詠み人知らず
不器用な私の手先と言葉では 貴方の傷を縫えそうにない
3
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竹本未來
花柄のメモ紙の上燻つて なかなか燃えぬ酸缺の戀
7
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詠み人知らず
雨上がりの松葉ぼたんの水滴にうつりし小宇宙の不思議
12
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tatsuo
そこはかと わがとほくにて 萩の露 月影見ては 我妹偲ばむ
25
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山桃
民族の着物なれども人群れに浮く心地せり木綿なりしが
15
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光源氏
わびさびの草の庵の夜の雨茶筅の音に和むうつつに
15
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詠み人知らず
あの日からただの一度も願わない日はなかったんだ君の幸い
5
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まき
悲しみを吐き出したって届かない遠い月から降る「さようなら」
8
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悠々
紫のひとえに白い帯締のあやめの花に青時雨ふる
28
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山桃
魂込めよをんな仕上げに鏡見て帶を叩きて善しの一言
20
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光源氏
仄暗き宮居を照らす月の夜をあやしく濡るる手枕の袖
14
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詠み人知らず
鉢花を飾りし窓辺に香をたく誰待つともなき午後のひとときに
17
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ほたる
二の腕の若き硬さを持つ君と時空を超える十七、八のわたし
5
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螢子
柵の闇を抜ければ雲晴れて山芍薬のくすみ無き白
10
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詩月恵
好きだったことさえ消したくなるような冷たい雨が降る夜のこと
16
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芳立
血をはかば生けるあかしと知れといふ光あかきの見えぬ宵闇
10
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聴雨
濃むらさきやがて色褪せ空映しにび色垂るる熊野の長藤
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