幸子のお気に入りの歌一覧
月虹
一ヶ月前の真夏の入り口に置き忘れてた悲しい記憶
19
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林林
この夏もかなしきことの数多あり胸の小箱に収まらぬほど
32
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吉野 鮎
暮れなづみそぞろ歩きの參道に萬燈ゆれて逝きしらの影
22
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藤久崇
雨風の 乱れも未だ 十五夜や 昔の月と いうは易きも
18
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滝川昌之
薬缶ごと盥で冷ます麦茶には表示されない効能がある
28
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ひよこ豆
通り雨葉上に残る雨粒が光を纏い庭先飾る
16
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コタロー
生まれたる場所と時間に救はれた運と命は切り離せない
8
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コタロー
戰爭に逝つた兵士の魂が三十一文字に詠い繼がれる
8
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滝川昌之
エアコンを止めて網戸に秋問えば風が応えるひぐらしの頃
30
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秋日好
三人の医師が夫を捜してる「重度の貧血抱えているから」
15
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滝川昌之
照り返すテラス席では眼が焼けて手元のグラスつかみ損ねる
24
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滝川昌之
サンダルを外水道で素足ごと洗い流せば遠い雷
25
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滝川昌之
雷鳴は何度も襖に反響し庭木の影を障子に映す
28
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滝川昌之
夏の恋ひと雨ごとに醒めゆけば焦がした罪を誰も問わない
27
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バロンマン
夕涼み浴衣の柄を決めかねて血迷って選ぶ鯉の瀧登り
15
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千映
次々にどうして病出るのかと悔しさ母の涙が語る
17
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千映
お盆玉喜ぶ孫と焼肉に心と体満たされた午後
10
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千映
初恋の人から貰ったはがきには蚊取り線香火ともす切手
16
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詠み人知らず
張り付けたポートレイトは嘘を吐く表裏のどちらも見付けてあげたい
12
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秋日好
「愛してる」繰り返したい今日の日は君の心が凹んでいるから
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