詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
暮れやすき冬の日 入るに 力なき光薄れて 泊まり煙れり
19
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吉野 鮎
召人の朗朗の聲ききをれはうたはしらへに燦めきてをり
18
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千映
エイの鰭かすべと口が懐かしむ母に三軒まわって買い入れ
14
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滝川昌之
前奏でいつも躓くアルペジオ恋歌なんて歌い出せない
21
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へし切
冬薔薇 かたくなまでに赤々と こころ燃やして いのち燃やして
23
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千映
頬紅の容器に色は無くなってそれでも刷毛を動かす母いる
14
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天鳥
朝露の中でまたたく七色に気づく才能いついつまでも
9
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祈り花
手繰り寄す絲先見えずかくれんぼ それでもいいわ樂になれたから
8
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石川順一
旅立ちの朝にトーストロールパンオシロイバナはツボミ持ちたり
12
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灰色猫
光さえなければ強く焼きついた忘れられない影もなかった
23
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灰色猫
薦巻かれ冬を忍びしいろは松ゆきを冠りて白き花かな
21
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灰色猫
憧れが憧れのまま終わる頃すべての夢を埋葬します
17
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灰色猫
眠りさえ奪われたまま生きている私の呼吸はまだ終わらない
23
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秋日好
始めなきゃ間に合わないと知りながらまだのたのたとゲームをしていいる
10
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とはと
厠打つ雨の脚跳ね板の戸の閉じた外聴く竈馬行く
7
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石川順一
右足が少しおかしい膝笑ふ全力疾走できぬ悲しみ
13
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滝川昌之
一つ癒え二つ新たなあかぎれに溜め息かけては春まだ遠く
24
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へし切
人の世の常なりと言へ無情なり消えてはかなき泡沫の恋
21
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詠み人知らず
こどくにも念ひの熱は深まりて激情の瀬にさらすしもやけ
14
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灰色猫
白銀の朝に残った足跡がまるで別れの言葉のようで
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