煩悩のお気に入りの歌一覧
石川順一
風呂の湯にまつ毛が抜けて浮かび居りその日の事をいまだ忘れじ
10
もっと見る
石川順一
キッチンで対峙するのは寒の水水涸れ川の鳥羽を想起す
19
もっと見る
へし切
荒野にも季節が廻れば花は咲く雨の日もあり晴れの日もあり
21
もっと見る
滝川昌之
二軒目のバーに忘れたストールを取りに行こうか買うが安いか
19
もっと見る
横井 信
いにしえの 夢を語りし 科学者の 求めしものか 人工知能
10
もっと見る
横井 信
もう一回 元気な声を 聞きたくて 狙うはあいこ 続けじゃんけん
12
もっと見る
横井 信
引き出しの ゼムクリップ 旅に出る いつから此処に 眠っていたの
9
もっと見る
灰色猫
あたたかい冬の陽だまり優しくてラブラドールの眠りを眠る
13
もっと見る
灰色猫
茂りゆく母屋の蔦はいつまでも帰らぬ主を守りつづけて
15
もっと見る
灰色猫
切なさの夜を渡って今やっと辿り着いたよおやすみのキス
12
もっと見る
灰色猫
冬空があまりに白く燃えているきっと炎の鳥になれるの
12
もっと見る
灰色猫
ひらいたら秘密の恋がばれるからずっとずっと最初はぐーで
16
もっと見る
石川順一
十二月銀杏落葉に湯豆腐に塩鮭白鳥虎落笛かな
11
もっと見る
コタロー
雀らがチュンチュン鳴ゐて休日の動かぬ重機乘つては遊ぶ
9
もっと見る
詠み人知らず
お騒がせして友の手すら振り払い飛び出し出戻りごめんごめんなさい
16
もっと見る
詠み人知らず
しーにゃんは傷付き安くて傷付けて突飛を恥じつつでも歌いたい
13
もっと見る
詠み人知らず
やおよろず宿る言霊しんじるの手をひらくとき触れる名のうた
11
もっと見る
詠み人知らず
聞こえるの意識を広げる手に触れるぜんぶの場所からいのちの歌が
28
もっと見る
詠み人知らず
言霊を信じているの呪いにもことほぎにもなる万物の名を
13
もっと見る
横井 信
冬日浴び 花咲く時を 待ちながら 青空目指す たおやかな枝
12
もっと見る
[1]
<<
145
|
146
|
147
|
148
|
149
|
150
|
151
|
152
|
153
|
154
|
155
>>
[169]