詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
春の雪妙に明るく降って来る大地を濡らす程度で止んで
24
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灰色猫
永遠にサインポールは陶酔し天へ昇ると錯覚し続け
18
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灰色猫
一心に斜面を滑る子供らは歓喜のなかで天地を学ぶ
23
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へし切
浮かび来る五七の調べ書き留めるインクの匂い和むひと時
29
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恣翁
風雅なる 樒の花の寂しげに 見る者だにも 顫へさすらし
22
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只野ハル
寂しく諦めたように陽が沈み今日も同じように暮れてゆく
22
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夢士
久々に出会ひし友と酌み交わす酒にほろ酔ひ上弦の月
19
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詠み人知らず
野次受くも キラキラとせし思い出の ストラト今は艶なく眠る
15
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詠み人知らず
一粒の嘘の混じらる糸ひきて 星くず子猿の上に煌めけり
10
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詠み人知らず
泣きたいよ 泣きたくないよ 泣かないよ あんたの前では堪えてみせる
16
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詠み人知らず
強がりを見透かす君の前でだけ 力を抜いて 涙滲ます
28
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コーヤ
筆先に吾の気込めて書く文字の墨の香りで心落ち着く
24
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コーヤ
咲く花の 心に想う ゆたけさが 春の陽射しに 増して輝く
24
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千映
京生麩しば漬五建ういろうが恋しくなって「京都展」行く
15
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千映
コーデュロイコートに「素敵」のことば浴び買った値段は胸にしまおう
10
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ラベンダー
花咲ける 春の陽気が 生ならば 死へと向かいし 命またあり
20
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まあさ
流れ込む 寒気のおかげ もう少し 活躍できると 喜ぶ土鍋
22
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秋日好
禿げ山をスカートの下段ボール ズレて滑れば腿は編み状
13
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秋日好
春まだきグリーンパークを横に見て特に行きたいところもなくて
13
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秋日好
富士山は「神奈川沖の浪の裏」ばかりでないと北斎展を
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