村木美月のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
春よ来い君は不幸のままでいて ぼくが春から手を伸ばすから
24
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ほの香
上弦の今宵の月にも君想ふ きっぱり半分の潔さなり
9
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詠み人知らず
焦るなと自分に云うが儘ならず もこずキッチン見てから出よう
12
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ほの香
受け取れぬ賀状もあれば渡せないチョコ有り、おとなのおとぎ話は
21
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詠み人知らず
雨あとのしずくに濡れし花いちりん重みの儘にうつむきて咲く
16
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紫草
カメムシを粘着テープに密封すおのれの悪臭おのれで嗅げば
14
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卯月
投げ捨てたゴディバのチョコの理由なら夕焼けにでも聞いて頂戴
10
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もなca
知りたくはないことまでも知らされてネットの海で溺れる魚
16
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みなま
六十年公開されぬ秘密などどうして裏をとれというのか
12
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只野ハル
病室に射し込む陽射しに包まれて昼食を喰む父を見ている
10
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みやこうまし
突き詰めて物考えるなと囁くや もうひとつなる軟な私が
15
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聴雨
キズつける人をも傷を負ふ人もあまねくつつむ小雪の月
12
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村上 喬
明け方の雨はやさしく降り始めこじれた過去をときほぐしゆく
47
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ヒナ・ヒナタ
運命をオン・ザ・ロックで飮みほして欠けることなき月を待つてる
30
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ほの香
父が逝く 心電計など見てないで その手を握っていればよかった
83
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聴雨
懐かしき歌人に会ひ安堵する暮れゆく秋の手のひらの中
10
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どるちぇ
短夜に月下美人は咲きにけり 痛い 恋しい 嫌い 逢いたい
32
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更紗
ヤキモチもほどよく焼けば香ばしい それが大人の恋というもの
30
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あき
眼があったつもりでいたの。馬鹿でしょう、めあてのあの娘はみつかりまして?
12
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市川ありさ
助手席のシートを倒すより早く恋に落ちたりしませんように
9
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