詩月恵のお気に入りの歌一覧
まるたまる
意味深に散りばめられた暗号は私の知らない誰かとのこと
12
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山本克夫
生涯をかけて僕らはチルチルミチル青い小鳥は近くにいます
5
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垂々
バスタブは(逢いたい夜に泣くための)180リットルの深海
39
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垂々
まだ9時でまだまだ帰りたくなくてやさしい言葉をかえすしりとり
26
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みやた〜
つるぎもて一直線にひらかれよクリスマス鳥のやはきみぞおち
3
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垂々
迷わないように夜空に銀色のアスタリスクを散らすから きて
29
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うるう
太陽が恥ずかしい朝 秘密は思っていたより野蛮だと知る
5
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聴雨
途切れれば二度と戻らぬ心地して一行だけの返信をする
14
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詠み人知らず
古詩集十ページ目からこぼれ出す数年前の紅葉が独り
18
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詠み人知らず
てのひらに納まるくらいの幸せの温度と似ている金柑の色
13
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田中ましろ
人知れずあなたの名前を呼ぶ 風が吹けば許される気がしていた
12
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田中ましろ
たぶんもう会いたいなんて言わないよ荷物にまぎれた君を見つけても
6
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ムラサキセロリ
役者だけ整ったまま始まらない舞台みたいな三角関係
6
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三沢左右
「さよなら」の四文字を打ち消そうとして力不足の「またね」三文字
35
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佐々一竹
終バスは行ってしまったバス停にたたずむ人は誰を待つのか
8
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芳立
寒風にひと葉ひと葉を脱ぎ棄ててそれがお前の冬じたくとは
15
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新田瑛
各地から訛りを乗せたトラックが来ては幾らかこぼして帰る
19
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浅草大将
歌できぬ時は詠めぬと宣言し酒をくらひて後は寝るのみ
15
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まるたまる
細長い月を見上げて君は言う明日はきっといいことあるよ
7
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三沢左右
あなたとの最後のメールはできるだけ、さりげないものでありますように
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