詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
みなま
桃を剥くすーっと皮を剥ぐようにこの二年間消してしまいたい
11
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恣翁
明け遣らぬ 尖れる寒さに凍てつける 蒼褪めし星 眼に泌むるかな
17
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恣翁
散髪の鋏の音に 行く春を慕ひて聞けり 寒の緩ぶを
14
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inosann
愛猫にいつもの場所を乗っ取られ義母は彷徨う 居場所求めて
20
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ななかまど
詰め襟の少年ふかく礼をする鎮守の杜の十五の春よ
11
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詠み人知らず
胸のうち巣食う鬼だけ追い出せず母の手紙を読まずに棄てる
4
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夢士
川魚の命はかなし冬びより銀鱗光る嘴の先
17
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夢士
丑三つの空に半月昇り来ぬ窓開け放ち寒風を入る
14
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夢士
水中花孫に見せむと金魚鉢子猫寄り来てのぞき込みおり
33
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夢士
恐ろしやインフル猛威吹き荒れてお体ご自愛うたのわの友
10
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夢士
雪雲にまだ降るなよと声かけてハンドル握る常磐の道
20
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コーヤ
娘から「二歩あるいたよ」ラインには光り輝く孫立ち姿
33
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七色コイン
我もまた旅を續ける者なれば 互いの武運長久願ふ
7
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七色コイン
スコッチで空を飛べると信じてる 武運長久ハローグッバイ
8
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河のほとり
たづぬるはその垣根とも定めなくまたなつかしき花の咲く頃
16
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北大路京介
爆笑で揺れる校舎を抜け出して海まで君が唄う賛美歌
5
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北大路京介
海底の電話はかつてニンゲンが恋する花火だった名残だ
4
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秋日好
風花と見ゆれど次第に積もりゆく白き朝にたたずむ睦月
21
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秋日好
鈴なくし迷ふ小猫の足跡を荊の中に如何に見るべき
73
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可不可
車内灯に浮かぶ私の影と手を振り合ひ見送る終電は 空へ
9
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