詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
正面にみどりの風を受け止めてざわめく森をゆっくり進む
9
もっと見る
横井 信
風を連れ蝶は空へと舞い上がる僕はただ待つみどりの香り
15
もっと見る
蔓葵
音に聞く枇杷のみにしむ夕べかなあはでも君にこころひかれて
18
もっと見る
もみじ☆彡
枝のばし 凌霄花の 柑子色 苔むす塀も 衣替えかな
11
もっと見る
うすべに
にわか雨 駆け出すきみの白いシャツ 夏の香りが後追いかける
12
もっと見る
滝川昌之
近すぎて気づけぬものが見えた日は大事な人に感謝できる日
19
もっと見る
へし切
かきくらし雨の降りたる吾が身かなこころの空の晴るるものかは
19
もっと見る
詠み人知らず
故郷の驛舎懷かし立葵日の影生みて吾を待ち受く
12
もっと見る
可不可
フィルムにも雨は降る降る 昔から寄り添ふ二人の泪の痕
6
もっと見る
横井 信
雨の降る午後の昼寝に目覚めれば窓の外から小鳥が誘う
14
もっと見る
蔓葵
五月雨にけぶるみ寺の紫陽花もまたたぐひなき眺めなりけり
15
もっと見る
滝川昌之
しわ深き祖母の手が知るあんばいに干された梅はその実ゆだねる
19
もっと見る
煩悩
インテリを自称しているあの人の年賀状にあるアンモナイト
5
もっと見る
吉野 鮎
掬ふ手を零る想ひの殘り香よ汝は誰そ彼の梔子の花
10
もっと見る
吉野 鮎
夕暮れをほたるふくろのひともとに幽く白をともすなな八つ
12
もっと見る
詠み人知らず
庭園の小雨に菖蒲の花しづか木道ゆるりと相合の傘かげ
11
もっと見る
うすべに
振り向けば去りゆく人の魂かとも 闇をうるおす蛍ただよう
12
もっと見る
横井 信
積み上げたプラスチックの夢と罪 海の彼方で今日もただよう
10
もっと見る
KEN
ほたる火は 枯れ行く草の 魂と云ふ 故に來し方 燈し舞ふらむ
13
もっと見る
滝川昌之
歩道にて駐車違反の蝸牛レッカー移動で紫陽花の葉へ
21
もっと見る
[1]
<<
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
>>
[109]