詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夕夏
ずうずうしいのわるくちさえもふしんかんかざみどりへとおくるかぜ
2
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恣翁
昼間より降り続きたる 初秋の雨に 息嚥む怪談噺
17
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秋日好
雛鳥は羽震わせて母親が口移しするその瞬間まで
12
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吉野 鮎
着流しの姿懷かし健さんよ 男の子ゆかたの襟つかせ過ぎ
12
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KEN
わだつみの 魂の叫びの如響く はちがつじいふご 南風唸る朝
12
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へし切
僕たちは二度としませぬ戦争は散華にならふ哀しき平和
18
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詠み人知らず
夕庭の線香花火燃え尽きし帰りゆく子等の愛しき笑顔
16
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横井 信
食卓のいつもと同じ椅子だけどずっと働く休みの時期
13
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可不可
永遠の愛ちかった南京錠よ 溶かされて弾丸に化るなよ
4
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コタロー
永遠に忘れてならぬ戰爭の終はりの誓ひ平和の誓ひ
11
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滝川昌之
フィリピンで伯父が迎えた終戦のくどい話も聴けぬ新盆
22
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蔓葵
今ははや雁のなみだに野はなりておもる葉かげにすだく松虫
19
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ななかまど
何げなくあれこれそれの代名詞老いの頭は発信しおり
4
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コタロー
一囘も動かぬ駒もありにけりそれでも立派な戰力となる
13
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夢士
うたのわを離れ早くも四ヶ月残暑となりて虫の声を聞く
15
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恣翁
解れ毛を気にして 撫づる襟足の化粧の匂ひ 立ち迷ふかも
15
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KEN
こおろぎは 弔ふやうに 鳴きにけり 西へかたぶき あからむ月に
9
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吉野 鮎
敗戰を終戰といふまやかしをこの年もまた八月十五日
16
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ひすいの湖
みとせ前 触れしあなたの薬指 今はくすんだ銀色に照る
10
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へし切
さわやかな風に戯れ 秋茜 厳しき残暑も季節は移れり
18
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