とはとのお気に入りの歌一覧
灰色猫
数々の奇跡の果てに生まれたる青さ湛ゆる水の惑星
18
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吉野 鮎
中秋はゆき過ぎぬひと日冷た雨降り滿ち月隱す
16
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石川順一
歯が欠ける最果ての地を訪れて夢想して居る如き幻想
15
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吉野 鮎
瀧壺に白布落ちくるさまの瀧邊り冷氣にかなかなの聲
16
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吉野 鮎
藥師寺に參る木陰に咲きゆれる秋萩ちさき紅いろ白いろ
17
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石川順一
彩華とは花屋の名前だった過去日本酒になる何時からだろう
17
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へし切
思ふとも手折らば散らふ秋萩の花の下紐いかで解くらむ
29
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灰色猫
静寂と青空だけが支配する雪山を踏む真白き雷鳥
27
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滝川昌之
誘われてもしやもしやと参道を上がれば清き一輪の梅
9
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滝川昌之
相棒のススキはすでにそわそわと 雲の緞帳 開演を待つ
26
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吉野 鮎
謀りて鰐に剥がれて赤肌の兎やさしくさはる蒲の穗
21
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吉野 鮎
海風に白砂吹き寄す境内の菊座の石に縁神をはす
24
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へし切
いにしへの京の都の青もみじ 垂るる葉叢 秋にまされる
30
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灰色猫
雨の夜は守れらている気がするの水槽みたいなひとりの部屋で
29
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石川順一
寺山は摩周湖に居ると確信すナンセンスだが詩心が湧けり
16
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滝川昌之
満ち欠けもせずに一途に永遠に貴男の恋は十四番目(ユーミン)の月
24
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吉野 鮎
天神の水の祭りは火と光人の熱滿つ大川船渡御
16
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へし切
照る月の満ち欠けのごと吾がこころ揺々として戸惑ひ易く
27
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石川順一
栗の木の葉に似て居ると我思ふ蝉が鳴いて居るのが証拠
15
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滝川昌之
キミドリに実り始めた栗の毬 畦道わきに秋が始まる
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