祈り花のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
秋の日の入日背にして手を振れば ふり向く君が紅に染まった
26
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滝川昌之
雨冷にお湯割りにしたオールドは去りし花火と恋をうかべて
27
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日置鳩子
薄氷に滑りながら本鴨の米をつつきこぼし喰い、またこぼす
10
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恣翁
世をば已めと 父に急かされ 猛き顔の我 世も末に似合はむと思ふ
13
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ともゆき
うたのわの歌のくさぐさ読むほどに ほの温かく胸に充ち来る
41
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ともゆき
いつになく人に疲れて塞ぐ夜は 犬ひっそりと我に寄り添う
25
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みやこうまし
しぐれ去り梅の小枝の赤き芽と光る玉露かさなり揺れぬ
72
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みろく
君が置く柄杓に落ちる桜花 水琴窟が音を合わせた
40
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詠み人知らず
指離れ 淋しげな微笑ひとつ咲き 雨にとけゆく きみの残り香
58
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詠み人知らず
高光る真日に 心も放たれて 恋する時ぞ 夏は楽しき
23
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沙久
天災の怖さ悲しさ歌にするまたは躊躇す人それぞれが
146
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へし切
秋の野の尾花のなかに咲く花の色こそあはれひと知れず恋ふ
20
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へし切
今の世の政に無くて欲しきもの阿るを知らず数に頼らず
19
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inosann
なんとなく物足りないよな心地して 厳しい残暑なかった今年に
19
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へし切
秋の雨しくしく降れば鬱々とこころも晴れぬ鈍色の空
27
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滝川昌之
キュルキュルと セル空回りの月曜日 行きたくないのは俺も同じさ
22
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藤久崇
学び舎の 夢の通い路 馳せゆけば 友は昔の ままにありけり
54
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恣翁
秋雨の 板戸の外を過る音を聞きつつ 床を延べ連ねけり
22
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恣翁
娘から 合格したと 電話あり 獨り異郷で 祝杯を擧ぐ
241
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滝川昌之
明け方のアケビ色した西空に影絵の鳥が薄月を追う
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