東娘のお気に入りの歌一覧
少納言バッテラ
森の中 熊と出くわし死んだふり 10秒後にはふりじゃなくなる
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庭鳥
わたくしのお疲れ様を聞くために開けてくれたの助手席の窓
7
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くも
水の香をおびる地下鉄にんげんの七割の体液いちようにゆれる
4
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影待みつる
太ったし気持ち暗いしやる気なしネガティブですか いいえ根がデブ
6
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鹿男あほでよし
目の前を通るきれいなこの人はどうして僕の彼女じゃないの
3
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恋花
かなしさかくるしみかこのくらやみはとわにひろがる夜の四畳半
17
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阿茅子
赤ペンでゆっくりバツをつけながらただいとおしく過ぎてゆく日々
7
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銀ねず
歩きながら曇った空を見上げます もちろん夜の曇った空です
4
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くも
ろじまがるとうふやの笛おいかけてはしれば金輪際のゆうばえ
6
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くも
オノマトペひとおつふたあつひろいあげ栞をつくる 君の歌集に
5
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みづ子
気まぐれに転がる石を拾うよう不意で、少し、重たい出会い
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くも
保険屋の見積もり置かれかずかずのぼくの死に方教えてくれる
7
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くも
真夜の車窓うなだれねむる家族ありディズニーランドは夢を売る園
3
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くも
入試案内で折られた鶴の一羽あり羽のところにある関西大学
3
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田中ましろ
ドナドナの子牛みたいな目を乗せてバスは姑の棲む家へ発つ
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はづき生
荒原にひいろ草戦ぎてかたはらに髑髏抱きわれ生ふ生ふ生ふ
3
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くも
ゆううつのうつはうつつのかぜとなり急行待ちの窓を圧する
7
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くも
あのころとおんなじ笑顔すこしだけ大人びている君の遺影は
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詠み人知らず
舶来のドロップ缶に詰められたリボンが乙女の花嫁道具
5
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みづ子
もうずっと安全地帯に慣れている私はきっと飛べない鳥だ
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