秋日好のお気に入りの歌一覧
恣翁
昨夜の雪 けふは消ぬとも 風花の いつか根雪となる日の来べき
14
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ななかまど
寒風に竹の穂先がしなりおりその柔らかな見事な裁き
15
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ななかまど
山茶花にふわり載りたる綿の雪紅と白との無念の深さ
14
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ななかまど
冬の陽と電車の揺れに微睡みてまほらに人ら目蓋を閉ざす
15
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ななかまど
立ち居など面倒くさいと思うこと増えきてユニクロ遠くなりたり
13
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敦希
手袋を忘れたふりの手スタンバイ 入念に塗るリップクリーム
9
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敦希
青天に浮かぶ笑む口 既讀無視 昨夜の同じ面には搖れて
7
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横井 信
年の瀬の駅のホームで読む本は父から借りた古い小説
13
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横井 信
締切にきっと間に合う終わりまで走り続ける年の瀬の朝
12
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西手心黒
たそかれの記憶の迷宮さ迷いて思い出す名を風呂に響かす
6
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西手心黒
心にもあらで寝床を違へども朝餉の米は吾が研ぐなり
3
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西手心黒
エンジョイとは縁遠いまま折り返しリタイヤ無くば上々なりや
5
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バジル
ままごとの恋が終わって僕たちは苦味も食べ合うフェーズに立った
15
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昼行灯
炬燵より這い出て夕餉の支度せむ 米研ぐ指に染み入る師走
8
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杜鵑草
昔より深く鳴尾の松の木の根に持つ性や常盤なるらむ
12
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西手心黒
鬼ヶ島忘れて気ままな桃太郎お供は妻と長靴の猫
4
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西手心黒
欲ずくで狐が庄屋を誑かす猟師は野をゆく愚かになりて
3
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西手心黒
うちに抱く情の火たるを余す日よ見しらむにこそ見せめと思へど
3
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西手心黒
水鳥は人知れずこそかいており言ふにあらねど咲かせまほしや
3
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滝川昌之
念願のグリーン車での通勤を妻が許可するボーナス日のみ
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