詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
浅草大将
雪わけてこしの標と照る月も道をしらねの卯の花の山
6
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美津村
娶らむと決めてただ一度書き遣りし手紙を妻は今も持つらし
32
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海の月
閖上は伊達藩四代殿様が山門遠く海見て言いたり
9
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詠み人知らず
健康な土踏まず持つこの人と 所帯もちたい自然な思い
19
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五穀米
わが町と思えるまでに三年の神田錦町珈琲を飲む
7
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詠み人知らず
五月雨の雲は鋼の磨き水 夢の予言 空ほととぎす
6
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河のほとり
清かなる月夜と見ゆるうの花は植ゑたる人の心なるらむ
11
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灰色猫
産声に勝る歌声あるならば どうかぜひ聞かせてほしい
9
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水ノ衣
歌人らが離れ行くのを見送りぬそれぞれの事由それぞれの自由
23
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浅草大将
やくも立つ出雲やへがき隈もなく照らす光の高まどゆ降る
10
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小林道憲
わが街も一夜の雨に潤いて 木の間の蔭に時鳥の啼く
29
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夢士
昭和の子野の草遊び語らひて童に帰る夏草の原
11
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香月
風立ちてさやかに触れし残り香の懐かし胸のほてり僅かに
5
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紫草
天空に限りなく近し銀杏樹の葉は青々と謳いてやまず
15
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河のほとり
哀しさよ心は野べに夕風の吹けばみだるる草の葉のうち
5
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河のほとり
ゆふぐれは風こそかよへ住む人のありとも知らぬ草のいほりに
12
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香月
心にも帳降りゆく宵なれど君を想へば闇に消へゆく
7
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美津村
蜘蛛の子が糸曳きて飛ぶあまた飛ぶ光りつつ飛ぶ夕焼けの空
8
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片井俊二
道を空け車一台見送ればつむじを見せて二人ゆく、初夏
4
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へし切
背と言ふ歳を重ねた顔がある言葉持たぬが心に残る
22
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