もなcaのお気に入りの歌一覧
林林
だんだんにそういう年だと無念さに今年二度目の喪服にブラシ
23
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詠み人知らず
スライスのレモンが浮かぶカクテルのグラスのなかで氷がきしむ
20
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矢車菊
青空を見上げるやうに夢語るきみの白衣につばさを見たり
20
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中森 つん
かなしみを吐き出すように歌を詠み泣かないようにまた歌を詠む
14
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へし切
吹く風に流れ消へゆく浮き雲のあはれと思ふ命なりけり
24
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もり
リンス湯に解く祖母の手がひらひらと白髪の艶丁寧に守る
14
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もり
お昼どき達者かと聞く社食にて父と見紛う男ともだち
16
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あまおう
優しげなサンダルウッドに包まれて きみの夢でも見なさいってこと?
23
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風花
ワイパーの拭いても垂るる雨の朝姉生まれし日LINEで祝う
18
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只野ハル
懐かしい名前の投げた「ただいま」を受けて嬉しく「おかえり」返す
17
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林林
さらさらと笹竹届ける四歳の少女のお願い叶いますよう
21
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Chico
ただそこに心和ます花在らば、愛でる人また花と咲くなり。
28
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詠み人知らず
靴底で点字ブロック読みとって 白杖のひと 迷いも見せず
22
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中森 つん
おかえりを放つ人など居るはずがないとわかって投げる「ただいま」
30
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中森 つん
懐かしいにおいの残るこの場所でバクのしっぽをつかんで眠る
13
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詠み人知らず
そら豆は白い綿毛に包まれて 食べられるのを ひっそりと待つ
16
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千映
折鶴の折り紙母に預けては四十五分でようやく一羽
24
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あまおう
誕生日 あなたのくれた ドラセナが 一本増えて 寄り添ってます
26
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へし切
老いぬれば朝に今日を尊みて夕べにつつがなきを嬉しむ
23
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詠み人知らず
紫陽花が好きだった母寂しかろ花もつけずに雨に濡れてる
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