詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
バロンマン
幼な児が窓辺に植えしゴーヤ苗たった二十日でその背を越ゆる
15
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秋日好
無理をして仕事に行く夫 心配と疲労で笑顔強張る妻と
16
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秋日好
子供連れ見舞いに来るという友の友さ加減を暮れ空に訊く
19
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ひよこ豆
愛らしい浴衣姿の子等の行くはにかむ笑顔夕日に輝く
13
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滝川昌之
雲の影 虫取り網の邪魔をして青田かすめるトンボを隠す
21
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恣翁
散りて後 漣に 身を委せたる蓮の花弁 一片二片
23
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詠み人知らず
あなたにはただの戯れ わたしには死ぬまで胸で耀く思い出
18
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詠み人知らず
浅知恵と よかれと思ってしたことで叱られてばかり 溶けだす氷
14
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詠み人知らず
夜半されば 眠気に負けじと見開くも 脳みそ半分 はやも寝たりぬ
8
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石川順一
山車が出て元酒造場に集合す何度も機会があれども行かずに
10
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秋日好
月影の姿はいずれ変わらずに背景空の濃度の違い
19
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へし切
うたのわに はや さわやな秋の風 猛き残暑をつれさりて吹け
20
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恣翁
油蝉 炒らるがに鳴き 日覆ひの外まで 声ぞ迫りて来なる
15
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詠み人知らず
他人の中は見ゆるに 哀しくも 己心の闇ぞ払えぬ愚かさ
13
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藍子
戦地へと向かわす為に産んで無い我が子の無事をただ祈るだけ
19
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滝川昌之
どうせならお日様たっぷり貰いましょうベランダいっぱい受け皿出して
21
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石川順一
サラダバーコーヒーゼリー夜歩く構造的な江戸時代かな
13
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へし切
道のべに散らす小花のさるすべり なほ 赤々と いのちを燃やす
28
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ひよこ豆
街灯にそっと浮かんだ合歓の花 目を閉じた葉を見守るように
20
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コタロー
夏空の何でも出來る色眺め獨りで過ごす病床の我
12
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