夢士のお気に入りの歌一覧
詠伝
桜餅早春の香はりはりの葉を歯でぱりと破く刹那の
7
もっと見る
詠伝
夜半過ぎ冷気のくゆるアスファルト白蛇どもの群れなす姿よ
12
もっと見る
へし切
流れゆく時のまにまに漂へば思い出ぽろぽろ涙がぽろり
15
もっと見る
へし切
豆撒きをすることもなき節分に福来るかと恵方を望む
22
もっと見る
へし切
見上げれば夜空は澄みて三日月の伊達の兜の前立飾る
15
もっと見る
へし切
春立ちて草木知りて生気満つ東風吹きわたり緑波の浮かぶ
21
もっと見る
へし切
春なのに浮かぬ顔して梅の花思わぬ雪に溜め息をつき
28
もっと見る
詠伝
手弱女はかの山際の雲なれば朱に染まりまた闇ともならむ
8
もっと見る
詠み人知らず
真っ白な産衣で眠る君を抱く 母の思いが いつか分かるよ
16
もっと見る
詠み人知らず
重なった山々と宙の隙間から 射す陽光を拒む者なし
16
もっと見る
詠伝
年男なる父ぞ撒く落花生年の数って莢だか粒だか
13
もっと見る
詠伝
寒風に染まりしをみなが指先の桜貝にくちづけやうか
9
もっと見る
ほの香
主婦目線あとの掃除を考えて豆控へてぞ討つマメ撒く場所も
9
もっと見る
ほの香
つゆに濡れ芽吹く木々あり春立ちぬ影重なりて草の朧に
20
もっと見る
ほの香
逃避行いままで私の辞書になきことば頭を過る危なく険しい
9
もっと見る
ほの香
母は母うぐひす餡のバタどらの大きく見えしをわたしにくれる
15
もっと見る
デラモルテ
あべこべの立春寒波到來し寒中恋ひつつ身を引き締める
8
もっと見る
デラモルテ
山里の寒さ極まる立春に春の決意を胸に祕めつつ
15
もっと見る
デラモルテ
立春に冬の悲しみ裝ひて踵を返す春の足音
23
もっと見る
恵
貴方から届くおやすみメールにて私の今日もゆっくり終わる
33
もっと見る
[1]
<<
1474
|
1475
|
1476
|
1477
|
1478
|
1479
|
1480
|
1481
|
1482
|
1483
|
1484
>>
[1488]