夢士のお気に入りの歌一覧
ほの香
くるくるのコードを指に声繕ひあの子からかも知れぬ黒電話
7
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ほの香
花を葉を光を風を呼び覚ます人智を超ゆるものの芽が吹く
12
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へし切
木瓜の花燃ゆる想いを緋に染みて君に届けと恋い焦がれ咲く
23
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ふきのとう
なつかしの昭和の歌は心地よくひとりの夜をなぐさめくれる
11
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ヒナ・ヒナタ
はにかんだ少女の睫毛のすきまへとささやく鬼のまっかな吐息
15
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ヒナ・ヒナタ
切なさをただ垂れ流すあのうたにだんまりきめて街は暮れゆく
10
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詠み人知らず
生涯の長きに渡り穴を掘り 小さな墓標を求めて終わり
17
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inosann
求められジャイアンタイプの上役に駄目もとで話す悩みの内を
11
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ふきのとう
黙々と夫は恵方巻きほおばりて何を願うや顔見合わせる
20
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ふきのとう
立春の冷たき風にふるえるも時おりに射す日差しになごむ
19
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ふきのとう
水ぬるむ田畑に立ちて農夫らは土のにおいに春を待ちおり
21
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日向猫
洩れてくるリズム シャカシャカ楽しそう 聴いてる君は仏頂面で
25
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みなま
連れ合いをなくした雁は連れ合いをなくした雁と過ごすそうだよ
17
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みなま
文字だけの恋だからこそ赤裸々に晒す勇気も 雪降る朝に
11
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みなま
君の背の翼は鳥か蝙蝠か高みに吾を誘う男性よ
11
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へし切
しがらみは捨てたきものと思ふれど無くば老い身の虚しく過ぎる
32
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ほの香
春寒も目黒川沿い下萌へてうふふの風がさくら樹を縫ふ
11
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inosann
客宅の否定の波に揺られつつポーカーフェイスで舟を操る
15
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詠伝
吾がててにおはれて登りき山寺のちからこんにゃくせうゆのにほひ
13
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恣翁
雪原を 浚ひの風の滑りては ライターの炎を幾度も消ちぬ
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