詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
盆前のだらけて過ぎた一日に氷を一つ口に頬張る
17
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千映
久し振り熱き緑茶が喉通るゆくりと味わう一人の時間
16
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詠み人知らず
焼け野原 屍の地にもいち早く 咲き綻びし夾竹桃かな
13
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石川順一
三菱かエスカレーター流れ行く前に右足擦らす人が
11
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へし切
忘れてはならない あの日あの時を 広島のそら 平和の祈り
25
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コタロー
地獄繪のやうに悶えるヒロシマの人の魂天國昇れ
7
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コタロー
語り部がだんだん歳をとるごとに未來の日本我は危惧せり
12
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石川順一
目で見ても認識出来ぬ事があり事実の重みの格差の私性
13
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詠み人知らず
岩を打つ烈しき滝音 涼を呼ぶ飛沫に虹のかかる夏空
18
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恣翁
物寂ぶる 北向きの部屋の窓の下 断腸花にし 主偲はゆ
20
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ひよこ豆
遺されて足掻くわたしをそこに居て笑顔のまんま見ているだけで
14
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ひよこ豆
夕暮れに網戸通りし秋風がひとつちりんと風鈴鳴らす
18
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ひよこ豆
前向きと後ろ向きとが共に居り折り合いつけて鈍いあゆみよ
19
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へし切
もう少しあともう少し 盆の日に 君に逢へるね 指折り数ふ
25
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滝川昌之
餞別に一筆箋で「元気で」と初めて吾子に告げる惜別
21
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滝川昌之
空蝉となって静かな子の部屋で二十余年の子育て偲ぶ
30
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横井 信
静やかに二匹のトンボ 緩やかに流れる川の水面を滑る
14
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横井 信
杖をつきゆっくり歩く宵の道秋を孕んだ暖かな風
12
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可不可
青空の火の玉かっとばせ 暑気ばらひ 通天閣が金属バット
11
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灰色猫
はしゃぎつつ真夏の空へ麦わらを投げたあなたは太陽でした
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