詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
水月
我が恋の残響の如く染みゆきてみぞれ雨降る斑な想いに
12
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Chico
かなしみに滋養強壯恢復に圧してゐるのだ 猫の肉球
18
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び わ
あるように為すべきことを為したのち頬なぜよぎる風を楽しむ
9
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Chico
俯きし夜は寂しゑ リノリウム 海月のやうに浮かぶおもかげ
21
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Chico
消えのこるひとのかなしみ リノリウム 掃除夫のひとつところを念入りに
19
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詠み人知らず
血に熱き罪を得て畑を耕せば落つる音さへ咎と聞く椿
10
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詠み人知らず
年ふりし漆の文箱そこ光り手を問ふごとく黒の厚みなす
15
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千映
美人でも不美人でもなくそこがいい君の言葉に騙され続け
12
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近江の人
スーパーで徳島セールの呼び込みが真冬だけれど阿波踊りの音
6
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滝川昌之
母は風邪 出前をとった夕飯は美味しかったり寂しかったり
25
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灰色猫
風でした時の流れはフルートのなかを流れる旋律でした
18
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灰色猫
屋根裏でまどろむだけの風たちを小窓をひらき空へ導く
21
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灰色猫
風になり駆けくだったら全力を遥かに超えてテイクオフです
15
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灰色猫
流星と名前をつけてあげました瞬きしたら燃え尽きていて
14
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千野鶴子
頬を染め明日は晴れると笑む空をシチュー煮込みつつ眺める夕べ
10
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灰色猫
銀色のオペラグラスで見る星は語り継がれる母なる神話
18
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詠み人知らず
おとしもの拾うくらいの優しさの満ち欠けをする月とティーカップ
17
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恣翁
消え残る吊り灯籠は 夢醒めて 風睡れるを 寒気立つなり
19
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詠み人知らず
糸杉の常緑の森に迷い混むセイレーンの声ハルピュイアが呑む
14
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夢士
空青し蝋梅の香の漂ひて遠き昔の君の面影
15
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