夢士のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
鶯の鳴き声聴けばようやくに春を感じて心華やぐ
14
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紫草
歌人はことばの端に意をもたせ朝な夕なに余情ふりまく
18
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ふきのとう
ささやかに増税前の買いだめをメモにしたためデパートへ行く
12
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横雲
その色のかれにし人を偲びつつ青きをふみて咲くを夢見つ
4
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デラモルテ
望月と呼べぬ十五夜月冴えて手に取れさうな暮れ殘る空
16
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詠伝
千円に百円足して手に入れた五百円玉ウサギのご飯
7
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詠伝
無機質に払いつづけて七つめのお店でようやく小銭を減らす
7
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詠み人知らず
特売の卵の有無を確認し レジかご目掛けダッシュする人
12
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詠み人知らず
陽の彩に誘い出されてワークシャツ まだ襟もとに冬が差しこむ
27
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片井俊二
各停を追い越すときに入りゆく運転士住む孤独な世界
6
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片井俊二
暁に飛行機雲は紅く映えよぎる不安を空が見下ろす
4
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只野ハル
深酔いの二段寝台上段の眠れぬままの終着の駅
9
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朝がお
爽やかな朝のカフェのテーブルは爽やか色の花が語らう
11
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みやこうまし
大文字山の裏道薄暗く春したたるや杉花粉舞う
9
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みやこうまし
生きゆきのつかれ休める御所の杜しゃべらぬ木々に慰し求める
11
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詠み人知らず
連弾の舞い踊る指交錯し春の祭典鳴り響きたり
9
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詠み人知らず
神々の三日月の夜髪を梳き息吹きかけて鏡を磨く
6
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詠み人知らず
あまやかなやわらかな矢で突き刺して 恋路にまよいなやむわが胸
4
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ほの香
はつ花の溶け出す甘露くちもとを触れし触れずし結い髪を解く
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芳立
寄りてまだつぼみもなさぬ桜木の枝ぞほのかに色づくとみる
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