夢士のお気に入りの歌一覧
ほの香
施設からたまに帰れば おおきにな って京訛りの母の伊勢弁
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紹益
鶯の 声たどたどし 浅き春 里山飾る 紅白の梅
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河のほとり
春雨に袖濡れてふと思ひ出でぬ花もよそなる身のかなしさを
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詠み人知らず
由比ヶ浜花火大会驟雨降り駅まで駈けた遠い夏の夜
4
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詠み人知らず
塩こうじ壬生菜にまぶしまぜゆけばしんなり潤み緑増しつつ
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詠み人知らず
金の斧見せられそれは違いますというあなたの愚直さが好き
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みやこうまし
クレソンを摘みて帰りてマヨドレをかけて味合う春の極味を
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みやこうまし
大文字山の渓水とどまれる小沢に清きクレソン生えぬ
9
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片井俊二
三月のコートのボタン外したら首をなでゆく優しい冷気
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紫草
暗闇に靴音響き遠ざかりエンドロールは流れていたり
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へし切
南風荒れ惑ふれば興もなく止み静まれば黄砂吹きくる
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紫草
春の陽に草木わきたち芽吹きたり人とてやさしい言葉がほしい
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詠み人知らず
聖堂のオルガニストの指動く吾認めてやフィンランディア弾く
4
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詠み人知らず
このひとを幸せのうち見送らば我が人生も肯定できよう
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詠み人知らず
夫のつくる料理をたくさん食べるのが私にできるささやかな愛
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へし切
人の道守るべきことを知らざれば知識は活きず独善となり
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詠み人知らず
泣き砂をキュッキュッと踏めば貰い泣き 私は何を捜すのだろう
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詠み人知らず
思い出す風景いつも曖昧で何も知らない私が微笑む
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横雲
ななそぢを越え行く春の風ぬくく浮き世の中に身や埋もれむ
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恣翁
凝固せし部屋の空気を 窓開けて揺らし 清しき朝を迎へむ
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