詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
暮れ切らぬ空を映して 川下ゆ 水面の光 遡り褪す
22
もっと見る
恣翁
夕されば 一日を惜しむ蜩も 秋の闌けなば 鳴き弱りてむ
16
もっと見る
恣翁
椽に続く障子の破れに 囁ける風の音寂く 秋は来にけり
21
もっと見る
滝川昌之
あといくつ数える花芽の朝顔と二学期までの残りの日々と
25
もっと見る
へし切
山の蝉 姿をやよし うつくしと鳴くなるそらは 秋にやあらむ
27
もっと見る
KEN
弓を張る月讀みの下星ひとつ何を願ふか燈り幽かに
16
もっと見る
KEN
夢さめて旅の苫屋のあさがほの儚き蒼に行く夏を知り
20
もっと見る
ひよこ豆
羽休め川を漂う水鳥にふっと見とれる信号待ちに
21
もっと見る
幸子
リンリンと秋の虫の音転がりて我が身に流れ酔わせけるかな
19
もっと見る
石川順一
青柿が太く成り行く地に落ちる物は自然に蟻に食べられ
14
もっと見る
藤久崇
降ちゆく 蝉も仰ぐや 露霜の 秋を指し飛ぶ 蜻蛉のかげ
22
もっと見る
コタロー
曙の神社の森にただならぬ鴉の聲が樹々の間拔ける
6
もっと見る
幸子
流れてく雲にふと手を振ってみる何か応えてくれぬだろかと
20
もっと見る
横井 信
苦しくも進み続けよ 坂道を転がる小石 駆け抜けてゆく
16
もっと見る
ひよこ豆
うるうると視線反らさず見上げてる君の瞳に勝てる気がせず
24
もっと見る
KEN
天の川絶えぬ流れに雲ひとつ梶持たぬまま渡り行くかな
16
もっと見る
KEN
秋蝉の幽かな音を見上げれば松葉にかかる雲の羽衣
16
もっと見る
滝川昌之
駄菓子屋の部活帰りのご褒美の五臓に染みた青いラムネよ
25
もっと見る
滝川昌之
子育てを終えた燕の空の巣よ夏の初めに吾と戻れよ
27
もっと見る
しずく☆・.…。
蒼き森 育まれ出づ 湧水を 口に含めば さらさらと染む
25
もっと見る
[1]
<<
138
|
139
|
140
|
141
|
142
|
143
|
144
|
145
|
146
|
147
|
148
>>
[159]