デラモルテのお気に入りの歌一覧
日向猫
静なるを矜恃とする背は凛として盲導犬の眼元は涼し
27
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紫草
迷い来し揺らぎて誘ふほうたるの蒼い瞬き儚く消ゆる
17
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聴雨
玉かぎるゆふべの涙けさの花うつろふ謎の君がまなかひ
12
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詠み人知らず
夕暮れの花見小路に艶やかな花かんざしと灯りが揺れる
22
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更紗
悲しみがやさしさを産んでいくように雨に打たれて紫陽花は咲く
5
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日向猫
梅雨晴れや たわわに揺れる枇杷の実の産毛は若い肌の輝き
15
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日向猫
だれでしょう?鏡の中のその顔の醜さだけが目につく魔の刻
14
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もなca
六月の風にそよめくみどり葉とたわむれるように舞う揚羽蝶
20
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聴雨
くちなしの香に誘はれて訪ぬれば夜目にも白し絹の花影
16
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聴雨
鈍いろの雨ひと色に降り頻る庭に紅さすたちあふひかな
12
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聴雨
空おもくあしもと濡るる憂鬱をぬぐふ朝のまろき紫陽花
9
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聴雨
つばくらめ軒を仮寝の宿として羽繕ひてふたたび出でむ
20
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あまおう
女子力の偏差値なんか高くても足りないんだな愛嬌だとか
28
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芳立
しろたへの衣替へした少女子のひとり揺れゐる古いブランコ
15
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桜園
吉野より送られしローマンカモミール友のありったけの優しさのせて
20
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もなca
忘れえぬ人の静かなおもかげを湛え今年も紫陽花の咲く
32
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聴雨
いざよひの月影さやか降る夜にわが心ねをあやに綴らむ
15
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紫草
紫の草の根で染むこの糸の織り込む歌の季節の愉しき
24
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聴雨
雨の糸紡ぎ織られしたをやかなうす衣の如き歌を纏ひて
16
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聴雨
あさね髪とく甘やかな指先は今ひとたびの夢路いざなふ
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