詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
野の花に羽を休めるアゲハ蝶過ぎ行く風をふわりとかわす
14
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横井 信
窓の外 流れる野辺に咲く花を眺めまどろむ 車に揺られ
12
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煩悩
なにもかもリフレクトとするわたしへと身の割れるまで歌え
7
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灰色猫
涼風の孟宗竹に分け入りてたけのこ掘りのわたしは翁
22
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滝川昌之
砂抜きをされるアサリの黙秘権 故郷の記憶は意地でも吐かぬ
20
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へし切
藤浪のただ一目のみ見し人の恋しきふしは誰か問はまし
23
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月虹
絶妙な間合いで笑いこけている二人に似合う帽子をください
41
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横井 信
気がつけばいたるところにハナミズキ 赤白並び 仲良く揺れる
11
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横井 信
ちっぽけな石につまづく僕を見るフェンスのカラス 七色の黒
14
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KEN
山肌に霞櫻の淡き白初の戀など思ふ行く春
13
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KEN
君抱う心の溜まりは知らずともせめて笹舟言の葉を乘せ
11
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詠み人知らず
トラックの陰で額のタオル解き地下足袋のまま胡座で昼餉
15
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詠み人知らず
熟慮して言葉返さむ 傷つけまい 同じき轍踏む愚ぞ犯すまい
10
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石川順一
枝に死ぬテントウムシは下を向くエサが少ないそれともウィルス
9
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石川順一
黒点に針を突き刺し変色の皮膚がワインの色を成し行く
9
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石川順一
イニシャルに運命感じる我なれば神の川でも眺めて居たい
16
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煩悩
飲み干したコーラの缶にカナブンが集まる前に撃つモデルガン
7
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滝川昌之
義母が待つ初月給の約束はスーツの孫とシュークリームと
16
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へし切
わびしさの遣る方なしく過ぐる日々 憂きもかたらふ 人だに無きに
20
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夢士
江戸の松時流るるや浜御殿春の陽だまり椋鳥遊ぶ
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