ゆびきゅのお気に入りの歌一覧
垂々
つんつんと突っつく虫が五月蠅くてフマキラーさえ間に合わなくて
17
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ムラサキセロリ
退屈な泥流ごときに汚される純白ドレスじゃ踊れないのに
13
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水葉
天地の流れる時の理は人の言葉の通ずることなく
7
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山桃
草野なる臭木も咲かば香料に実は染料で若芽は食料
10
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やねうらねこ
人混みに紛れて消えたあの女性の小さな後ろ姿が浮かぶ
10
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浅草大将
うち続く日照りに偲ぶその昔のそぼ降る雨も長月のころ
25
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トーヤ
日が暮れて涼風たちが運ぶのは秋を奏でる虫たちの声
11
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只野ハル
壊れていく過程を見せびらかすように詠むまだ呑み足りないんだ
6
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猿ノ丞狂介
イトカワも泣きぬる星か「はやぶさ」の尋ね来しかどもはや逢へなくに
10
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光源氏
埋もれ木と立つしら波は櫻田にいづれ消えゆく人知れぬ身ぞ
13
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詠み人知らず
清流に流れる鮎が言うように東京に澄む女はいない
3
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詠み人知らず
生きて往きゆきていかなむ寂光に生れ落ちしが決定にして
13
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すよ
男子たるもの仕事が大事と私も思う けれど寂しい一人の夕食
3
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樹果依南
真夜中の本屋で君が囁いた「肩胛骨は翼のなごり」
10
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海月琉珠
十五年鳴りっぱなしのアラームを止めて光に向かって歩け
7
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まるたまる
暴言も暴力のうち悪意をもって放つのならば罪人と思う
19
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螢子
漆黒の空に煌々星ひとつ従え出づる十七夜月
14
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ニコ
てのひらをひろげてみせて真ん中に希望の星を描いてあげるよ
6
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波江究一
救ひ待つ地下深くより求め来ぬ水食糧と聖母像をば
13
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垂々
ガムテープ五十センチで仕舞えちゃう恋だった。でも大好きだった。
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