凌霄花のお気に入りの歌一覧
茂作
切り拔きの新聞記事が氣に掛かる 妻の心の知らない部分
20
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へし切
春霞 よそに三月の空 おぼろ 涙にかすむ 君が面影
16
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杜鵑草
見ずや君 眞の春の來にけらし 雪消のみづの清ければこそ
10
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横井 信
若葉踏み気温のゆるむ三月の朝の大地に響く足音
12
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茂作
紅白の梅に杏子の咲き交じり 春を喜ぶ人の連れだち
16
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滝川昌之
壇上の花瓶の桜はまだ蕾 卒業生とともに咲かんと
16
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へし切
野の原にあそぶ 園児の笑い声 大切な希望 大切な未来
15
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恣翁
早春の和らかな風 ささなみを 温む水面に畳みけるかも
21
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恣翁
春を告げ しぶき上げたる音羽川 融けぬる雪の匂ひ立つなり
19
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恣翁
全うを蔑み 見栄や衒ひすら 斜に構へて 洒落と粋がる
13
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ななかまど
保存食期限過ぎればこと足ると廃棄するのも罪にあらぬか
19
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滝川昌之
待ち人は気長に待てのお御籤のごとくに寄らぬ帰省の子など
21
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杜鵑草
緊急のためにケータイ持てと言ふ妻 パン買つてきてバナナお願ひ
10
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横井 信
ゴミ捨てる乾いた音に春めいた朝のひかりが枝に弾ける
16
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茂作
畑を打ち春一番を待つ人に よき種芋の知らせ屆けり
18
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へし切
迷い猫 何処へ行くのか足跡を 辿れば君の新たなアイコン
15
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ななかまど
丹頂のいる単線の無人駅エスエルの音湿原に消ゆ
19
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滝川昌之
音大の春窓に聴くビバルディー日増しに弦は滑らかになり
23
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横井 信
花の咲く春よ早よ来いもう朝の陽射しは高く棚田を照らす
13
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茂作
疑ふを知らぬ如くに玉葱の葉は 春日を浴びて空を目指せり
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