詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
首傾げ ぢっと見上ぐる 児のやうな目にし 決まりの悪しきを覚ゆ
9
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へし切
野分だつ風に揺れつつ秋桜の花咲き撓ふ繁き恋はも
15
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滝川昌之
遠足のお土産だったドングリが図画工作で成るヤジロベー
15
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横井 信
風を追う夕焼け色の枯葉踏む音を楽しむ河原の散歩
16
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きくゑ
耳鳴りがずっと続いておわるころ赤い砂浜駆け抜け逝きたい
5
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茂作
鳥見山の靈畤の 朝靄に 朗と響けり祝の詞事
16
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灰色猫
未知という無骨な壁に窓枠を新たに造る仕事をしてます
7
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横井 信
機関車の力いっぱい駆けて行く橋のたもとに咲く彼岸花
13
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茂作
戀の神無きことを知り同胞と 一晩だけのダダイストとなる
11
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滝川昌之
秋桜は棒高跳びの棒のごと留まればしなる蝶を揺らして
18
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へし切
公園にひびく園児の笑い声 泣き出しそうな空は 困り顔
11
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きくゑ
向かひ合ひ鬼皮を剝くコツコツと無言のあひだくゆる蚊遣香
10
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ひげじぃ
碧天の白にじむ青切り抜きてその欠片持て君に逢いたき
8
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へし切
秋風の吹きにし日よりぬばたまの妹を恋しみ夢に見えつつ
15
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横井 信
ランナーの背中にそっと枯葉散る川のほとりに咲く彼岸花
7
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恣翁
おかっぱに結びし 真っ赤な幅広のリボンひらひら 蝶の飛ぶがに
13
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へし切
更けにける吾が身の影も秋の夜も言葉の花は咲きみ咲かずみ
16
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茂作
秋の風胸いつぱいに吸ひ込んで 坂道を漕ぐ制服の群れ
16
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滝川昌之
汗ばんでボタンダウンの空色をリンドウ色に染める秋の陽
14
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ひげじぃ
「うたのわ」の文字ちっちゃくてぎこちなくピンチアウトを繰り返しおり
10
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