羽のお気に入りの歌一覧
三沢左右
山近し走る車景に動もせず葉のひとつぶも数ふべく見ゆ
15
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聴雨
久方の光さしたるつま先は一歩ふみだす学び舎の道
13
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ころすけ
順番に終わってゆけば夜はまた朝の扉を明るく開く
12
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螢子
鳴り砂をつまめばさらさら散り舞ひて過去ともどもに視界から消ゆ
17
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浅草大将
道ばたに咲く名も知らぬ花ならば一輪だけは誰もが摘めた
27
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詠み人知らず
呼吸する資格もないと断罪を告げる資格はお前にもない
7
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銀ねず
寂しさや悲しみはすぐ忘れちゃう そして詩人はどっか行っちゃう
6
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慶
雲の果て ラピュタがあると信じてた頃見た空は鉱石の青
5
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でくのぼう
音たてて血は眠らずに立ちてをり継ぐ者なきの負の系譜かな
21
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聴雨
朧月すずりに浮かべ書にむかふ白をうめゆくほのかな静寂
30
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悠々
ひとひとり殺めし夜のはるあらし明日はわがみに吹かぬものかは
23
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銀ねず
うつくしき雨に世界は輝きてそれぞれ人は最後のひとり
5
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リンダ
雨風に吹かれて揺れるハナミズキ淋しいなんて言わないでおく
11
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聴雨
雨だれは一語一語の如くにていたらぬわれの心に沁みる
23
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聴雨
夏隣こころも空にはためかせ泳いでゆこう君の海まで
16
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芳立
はるかなる月へ旅路をなすものかつひの夕風のこらざる丘
12
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ケンイチ
雨に濡れ草木は緑を深めてく君は知らずにパスタを茹でてる
15
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聴雨
折々の花のおしやべり風のいろそつと掬つて君にみせやう
28
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山桃
おのが身に意味なす新羅万象に光をあてる三十一文字は
12
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芳立
まへ一尺ゆらぎを追へり風のやむ刹那に花を画にし捉へつ
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