詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
道端で灼けつく日差し浴びながら静かに待った一陣の風
12
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KEN
散る萵苣を 君の涙に 例へれば 吾は時鳥 落葉松の陰
10
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へし切
あぢさゐの淡く切なき色に似て老いてぞ恋は愛しかりけり
13
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KEN
たまきはる 萠ゆる命の 木靈聞く さみだれの後 光り散る森
10
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詠み人知らず
為政者の心うらはら七変化名に負う紫陽花哀れみず色
14
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横井 信
少しだけ窓を開ければため息も自由な風に連れられてゆく
13
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滝川昌之
春先の青く拙い鶯を過ぎて切なく効く(聴く)ビブラート
15
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へし切
今 君がしあわせでいる それだけで僕はいいんだ 離れていても
18
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横井 信
看板に一羽のカラス 絡みつく空気は重く夏の始まり
15
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灰色猫
風として自由に生きてくださいねいつでも窓は開けておくから
24
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KEN
千盤破 神荒ぶれて 術も無く 街燈横目に 報せ聽く夜半
12
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へし切
いりあひの音を聞き君をしのぶれば涙にかすむ君が面影
16
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千映
七年の介護の末の母の死に涙はなくて感謝のことば
18
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滝川昌之
凶刃に生死彷徨う警官は薬缶の水で立つラガーマン
18
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煩悩
さようなら水を求める象の群れ群れざる象が陽炎となる
10
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滝川昌之
ジュピターの猛アタックに火照る頬 雲に入りたいローズムーンよ
17
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萱斎院
みそぎせしならの小川の夕暮れに たれを恋ふるやほたる火の舞ふ
10
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横井 信
吹き荒れて風は激しく鳴いていた朝にまぶしく輝く水面
13
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KEN
空洗ふ 雨風の後 なつつばき 思ひ際だつ 釋迦牟尼の庭
12
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KEN
ぬばたまの 黒雲亂れ 天の繭 轉げ行くかな 絲を解きつ
12
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