幸子のお気に入りの歌一覧
千映
仲良しの友の肺がん知りたれど電話出来ずに絵葉書にする
10
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萱斎院
をぐら山しぐれに濡れてなく鹿の あはれ思へばわれもしかこそ
11
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あゆか
お別れはすませましたと聞いたけど未練たっぷり後輩の恋
9
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滝川昌之
電飾で一気に街はクリスマス晩熟(おくて)な君の恋も点れよ
20
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千映
草の下ひっそり蝉の寝息ある辛抱だけの人生ですか
6
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KEN
カナリアは 哀しく淡く 燃えにけり 朝影の降る 霜月の路
12
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千映
ストーブの薬缶の湯気の音せわし残りし家事のまだ少しある
10
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滝川昌之
そんな服持っていたかと見ないふり同窓会に行く妻若し
22
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ななかまど
どこまでも秋の寂しさ横たわり冬は天より粉雪とくる
10
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横井 信
麻痺のこる足でも秋の野を行けば風に流れるもみじと踊る
16
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夏深
つれづれに越し方見れば愛おしく涙越しでも美しきもの
13
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灰色猫
身代わりにあたしの影が落日の線路に伸びて轢死するのよ
9
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夏深
似し声に胸騒ぎすも唐突に切られし夜の間違い電話
11
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ななかまど
もみじ葉を右にひだりに散らかして木枯らしの素手えりもとさわる
13
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滝川昌之
暮れ残る入り日に浮かぶ影の富士 寄り添いたげな夕月呼びて
18
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ななかまど
故郷は出てゆくところと若き日は帰るところと生かされて今
12
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千映
笹舟を子供みたいに流すたび君のこころにいつ届くかと
13
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千映
ハラハラと嬉し涙を流したら土の中から虫が拍手す
4
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ななかまど
箸ぶくろ栞となりて母の文字世過ぎ身過ぎやたくわん詠う
10
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滝川昌之
着せたいと思った服は着たい服 親の「きたい」に子は着膨れる
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